家具の仕事をしてきて、気がつけば38年経っています。
家具屋をしていると、家具の修理をよく頼まれます。
家具の製作をしていた先代から、修理の仕方を学びながらやり方を覚えていきました。
椅子の張り替えは、椅子修理専門店へ持ち込みをしていましたが、 職人さんの仕事ぶりを見ながら、これなら自分でできるのではないかと思い、まずは自社の椅子あたりからやり始めました。
椅子の座面を張り替えただけで、椅子は見違えるようになります。
これなら、資材をキット化して販売したら、お客様が自分で張り替えて、椅子を再生する喜びを感じられるのではないだろうか?と思ったのが、椅子の張り替えセットを販売するきっかけになりました。
古い椅子の良さは
よい素材を使っているということ。
楢、桜、樺などの国産木材、
ウォールナット、オーク、アルダーなどの外国産材、
素材がよいと修理もしやすかったりします。
また、磨くときれいな木目がみえてきます。
購入したときの座面が傷んでしまっても、
木部さえしっかりしていれば丈夫な生地へとグレードアップできるし、 気に入った柄への変更もできる。
だから修理できるものは修理して使おう、
というのがビッグモリーズの考え方なんです。
さて、修理する椅子、 座面を張り替えて木部を磨くと、
よい意味で使い込んだ感と座面のリフレッシュでいい味が出るんですよね。
そんな醍醐味を皆さんにも体験してもらえたらと思います。